みちのくルカサーのブログ

音楽、ギター、機材等について綴るブログ

スタジオ系ギタリスト 定番ラック機材 ・・・ Soldano Preamp

どうも、みちのくルカサーです。今回も スタジオ系ギタリスト 定番ラック機材 を紹介させて頂きますが、今回で なんと・・・ 第9弾になりました!お付き合い頂き、有難うございます。今回は、最近のプロセッサー(マルチエフェクター)シミュレート・アンプでもよく見かける Soldano Preamp をご紹介します。

 

Soldano / X88R

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↑ このフロントパネルに憧れた方も多いのではないでしょうか? 尚、Soldano X88R 誕生には、色々と逸話(?)があるようです。ボブ・ブラッドショー が スティーブ・ルカサーの機材を手がけていた 1985年頃、スティーブ・ルカサーは、音を追求するあまり 複数のアンプ・ヘッドのPreampのみを使用(リード:Mesa Boogie のPreamp、クランチ:MarshallのPreampといった感じで・・・)していました。その結果、スティーブ・ルカサーのシステムは、非常に大きなシステム(これは、これで格好いいのですが・・・)となっており、これを見た ボブ・ブラッドショーは、コンパクト化を図るべく、マイク・ソルダーノ へ話を持ちかけ、3チャンネル仕様(リード、クランチ、クリーン)の PreAmpを作り上げました。尚、スティーブ・ルカサー愛用していたのは、試作品であり、その試作品を製品化したのが Soldano / X88R です。後に ボブ・ブラッドショーは、ジョン・サーの力を借り、CAE 3+ を作り上げましたが、CAE 3+ は、一説によると、Soldano X88Rのパクリとも言われています・・・。ボブ・ブラッドショーは、「X88Rのコンセプトそのものが私のものである」と、語っているようですが、節操ないようにも思えます・・・。CAE 3+ は、以前にも このブログで紹介させていた頂いておりますので、リンク貼っておきますね。

michinoku-lukather.hatenablog.com

尚、双方とも音の性質は似ていますが、決して同じではありません。気になるサウンドは、こちらの動画(↓) をチェックしてみてください。

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Soldano / X99

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Soldano / X99 は、X88R より 操作部がシンプルになりましたが、MIDI 対応で、操作性が向上したモデルと言えます。又、ツマミが自動で動くという ちょっと面白い機能もあります。気になる操作性、サウンドは、この動画(↓) をチェックしてみて下さい。

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Soldano / SERIES Ⅱ(SP-77)

f:id:michinoku_lukather:20220227184324j:plainこのモデルを使っているギタリストをよく見かけました。リード、クリーンの2チャンネル仕様ですが、使い方次第で、音色は多彩ですね。本日ご紹介した機材は、当時、どれも 50万円以上する高級機材でした。今では、プロセッサー(マルチエフェクター)で手軽に試せるよい時代です。尚、Fractal Audio での Soldano サウンドは、かなりリアルなサウンドですので、是非お試し下さい。

 

本日ご紹介した Soldano製Preampの比較動画(↓)も、チェックしてみてくださいね。

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Soldano の Preamp は、ラック映えしますねぇ・・・。マイケル・ランドゥの機材写真では、非常に目立ってますね。

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