どうも、みちのくルカサーです。今回は、Musicman製ギター(Silhouette , Cutlass 等)に搭載されている " Wide Spectrum Music Man® Silent Circuit " について語ってみたいと思います。進化した LukeⅢ(Musicman製ピックアップ搭載品)にも、この " Wide Spectrum Music Man® Silent Circuit " が搭載されております。
この " Wide Spectrum Music Man® Silent Circuit " は、一言で言えば『 ダミー・コイルで、ハム・キャンセル をし、ノイズを最小限化するモジュール 』です。以前、某楽器屋さんにて Musicman Cutlass を試奏したことがありますが、ハイゲインでもノイズが非常に少なく、とても優秀なモジュールだと感じました。
この " Wide Spectrum Music Man® Silent Circuit " は、Musicman の マスター・ルシアーである Dudley Gimpel によって開発され、特許も取得済みとの事です。現在、Silhouetteシリーズ、Cutlassシリーズ、Valentine、Albert Lee Model に搭載されておりますが、スティーブ・ルカサーが Cutlass を試した際、そのシングル・コイルのサウンドに惚れ込み、そのサウンドを LukeⅢに、そのまま取り入れたとの逸話がございます。常に進化を追い続ける 貪欲なルカサーらしいですね。尚、LukeⅢ(SSHモデル)では、バック・パネルの基板上に、ハム・キャンセルのポイントを微調整できるアジャスター(以下写真参照)を備えています。これにより、ハイゲイン時にも限りなくハムノイズを抑えることができ、さらにノイズキャンセルの具合次第で任意での音色調整を行う事も可能。よく考えられておりますね。
EMG から パッシブ・ピックアップへ乗り換えた スティーブ・ルカサーですが、ノイズ対策には、こんな秘密があったのですね。
尚。ご興味のある方は(英語版にはなりますが)こちらのリンクより、詳細をチェックしてみて下さい。
hoochiesさんのホームページにて、LukeⅢの気になる機材が掲載されておりますので、こちらもチェックしてみて下さい。なかなか参考になります。(LukeⅢが欲しくなります・・・)