みちのくルカサーのブログ

音楽、ギター、機材等について綴るブログ

スティーブ・ルカサー歴代使用アンプ ~ 1980年代前半 ~

どうも、みちのくルカサーです。今回は、スティーブ・ルカサーが使っていた 歴代のアンプ(1980年代前半 : Marshall)を ご紹介をしたいと思います。最近では Bogner 等 モダンアンプのイメージが強い スティーブ・ルカサーですが 1980年代前半は、Marshall アンプ(100W)をメイン・アンプ として使用されてました。

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TOTO 初来日時(1980年)のスティーブ・ルカサーの機材写真です。Marshall アンプ3段積み 2台 をメイン(歪み用)で使用されておりました。どちらも ポール・リヴェラ氏 によって カスタマイズ がされており、写真の左側は 3ボリューム仕様との事です。尚、スティーブ・ルカサーが使っていた Marshall アンプ は、マスターボリューム付きの100W との事より " 2203 " ですかね? でも Input ジャック が4つあるので " 1959 " かなぁ? 色々と調べましたが、型名までは 分かりませんでした。(ご存知の方、教えて~!)ちなみに 2台の使用方法は、WET & DRY だそうです・・・。こんな時代から 既に WET & DRY サウンドを取り入れていたんですね。スゴイ ・・・。TOTO 初来日時の動画が YouTube にアップされておりますので、是非ご覧になって下さい。今とは違う 勢いのある 荒々しいサウンドが とても新鮮です。

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TOTO レコーディング・アルバム 「 TURN BACK 」 では、全編において Marshall を メインとしており、特に Goodbye Elenore では、ご機嫌な Marshall サウンドが堪能 出来ます。 Goodbye Elenore のレコーディング では、Marshall アンプ 以外に Lexicon の ディレイ、Eventide のハーモナイザー(Detuneと思われる)を 多少使用しているとの事ですが、この PV は、特に Marshall サウンドのかっこよさが際立っているかと・・・。↓ 是非ご覧下さい

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いやぁ~ いい音してますねぇ。メチャクチャかっこいいです。

 

TOTO レコーディング・アルバム 「 TOTO Ⅳ 」 では、再び Fender Deluxe Reverb がメインアンプ となりましたが、1982年の来日時には、クリーン・サウンド にて、Marshall アンプを使用されておりました。ちなみに、歪みのメイン・アンプは、Fender Deluxe Reverb(ポール・リヴェラ氏によるカスタマイズ・アンプ)でした。

 

1980年前半以外でも、クランチ用、DRY用のパワーアンプとして スティーブ・ルカサー・サウンドを支えておりました。

↓ 1988年頃頃かな?

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↓ 1994年頃

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Marshall アンプ といえば、ロック色の強い 歪みアンプのイメージですが、スティーブ・ルカサーは、曲によって リードサウンド、クランチサウンド、クリーンサウンドを使いこなしていた 名手 だと思います。スティーブ・ルカサーにおける Marshall アンプの音作りを色々と研究する事により、改めて Marshall の良さを認識させられました。