みちのくルカサーのブログ

音楽、ギター、機材等について綴るブログ

AIを活用して・・・

どうも、みちのくルカサーです。昨今話題となっている AI(人工知能:Artificial Intelligence)の進化により、今まで難しかった事が、簡単に出来る時代になってます。非常に素晴らしい事ですね。楽器の機材においても AI を活用して、憧れのサウンドが簡単に再現できる、頭の中でイメージしていたサウンドが簡単に再現出来る・・・といった時代も遠い話ではないように思えます。

先月まで開催されていた NAMM Show 2024 では、AI機能を持たせた マルチ・エフェクター/プロセッサー が MOOER社 より 発表されました。

MOOER / GE1000, GE1000Li(INTELLIGENT MULTI EFFECTS)

この GE1000/GE1000Li には、AI Equalizer という機能が搭載されており、Self-learning(自己学習)を行い、理想のトーンへ自動的にイコライジングサウンド・タイプに基づいて、マスター・トーンの周波数応答曲線へ自動的に調整)してくれるようです。なんとも魅力的な機能です。

MOOER GE1000/GE1000Li においては、イコライザーのみ AI機能搭載となりますが、今後、更なる進化をして、イコライザー以外に、アンプ、歪み、空間系においても、Self-learning(自己学習)が出来れば、以下の手順で、いつも聴いている オーディオ・ファイル(mp3、WAV 等)から、憧れのギタリストのサウンドのパッチ(RIG)簡単に作れる事も、可能(個人的希望)かと思います。

(1) オーディオ・ファイルを読み込ませる
(2) オーディオ・ファイルからギターの音を抽出
(3) 抽出した音を分析し、アンプ、エフェクターを特定
(4) 特定した アンプ、エフェクターのパラメーターを特定
(5) 上記(3) , (4) より、パッチ(RIG)を作成

こんな事が出来るのも時間の問題ですね。昨今、エフェクターの分野においても、中国勢(MOOER , HOTONE , nuX , JOYO , Donner 等)の台頭がすさまじいですが、中国勢は、AI等の新たな機能を武器に、新たな製品を安価でリリースしてきそうな気がします。今後、とても楽しみですね。

昔(オヤジ・ギタリストが若い時代)は、憧れのギタリストのサウンドを再現する為には、限られた機材、限られた情報の中で、それなりの音しか出せない時代(でも、それが楽しかったのですが・・・)でした。欲しい音が『すぐに』『簡単に』手に入る 現代は、ホント素晴らしいですね。