みちのくルカサーのブログ

音楽、ギター、機材等について綴るブログ

アジアのギタリストが熱い! ・・・ Andre Dinuth

どうも、みちのくルカサーです。新年最初は、以前より注目している インドネシアのスタジオ系ギタリスト Andre Dinuth をご紹介したいと思います。

Andre Dinuth

Andre Dinuth は、インドネシアの著名ミュージシャン達のレコーディング、コンサートに携わってきた ギタリスト兼プロデューサー。アーティストのサポート、スタジオ・ワークの傍ら、自身がフロントマンを務める Andre Dinuth Group としての活動も行っており、2014年6月には、ファースト・アルバ ム『ANDRE DINUTH』を、2016年にはセカンド・アルバム『Here With You』をリリースした。2019年ニューシングル『AEONIAN』をリリースし、3枚目のアルバムの制作に取り組んでいるようです。

この人、スタジオ系ギタリストだけあって、いい音してますねぇ。使用機材を拝見する限り、スティーブ・ルカサー や マイケル・ランドゥ等の影響を受けているように感じますね。Andre Dinuth 保有機材でのサウンドは、この動画よりチェックしてみてください。いかにも・・・といったサウンドですね。

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現在は、Bacchus Guitars(株式会社ディバイザー)と エンドースメントをされているようですが、使用ギターは、Bacchus 以外に James Tyler , Tom Anderson , Musicman 等、スタジオ系ギタリストに好まれているギターを多用されておりますね。(うらやましい ・・・)

 Andre Dinuth Group としての音源も なかなかカッコいいので、ご興味のある方は、是非 聞いてみて下さい。随所にアジアっぽいフレーズもあり、不思議と懐かしく、又、新鮮な感じがしますね。

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Andre Dinuth ホームページ および Facebook は、以下リンクよりアクセスして下さい。

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近年、アジア系のギタリストが熱い!今後も紹介していく予定ですので、お楽しみに。

 

 

🎍 謹賀新年 🎍

新年明けましておめでとうございます。みちのくルカサーです。昨年も大変お世話になり、誠に有り難うございました。昨年は、このブログの PV が 10,000件/月 を超え、多くの方々にご閲覧頂けているようで、大変うれしく思います。本年もギター音作り関連ネタが多いかと思いますが、色々と書き留めていきたいと思います。昨年より気になる機材がたくさん発売され、試したい機材がたくさん ・・・ 財力勝負か・・・? 本年も宜しくお願い申し上げます。

本年もみなさんにとって楽しい一年となりますように!

2023年も大変お世話になりましたぁ!

どうも、みちのくルカサーです。毎度 みちのくルカサーのブログ をご覧頂き、誠に有難うございます。早いもので 今年もあと一日となりましたが、みなさんは、どのような一年をお過ごしでしたでしょうか? 今年は、新型コロナウイルス感染症が『5類感染症』に移行されましたね。スタジオでの練習を再開された方、多いのではないでしょうか?(私もそうですが。)

2020年5月より開始したこのブログ、お陰様で3年半を迎えさせて頂きましたが、まだまだ書きたい事がいっぱい! 来年も毎週日曜日の恒例として、みなさんのお役に立てる情報を配信できるよう努めて参ります。今年も一年、大変お世話になりました。来年も引続き、宜しくお願い申し上げます。

今日(大晦日)は ↓ コレ ↓ を聴いて過ごしてまぁ~す!Amazon.co.jp: KINGDOM OF DESIRE: ミュージック

よいお年をお迎えくださいね。

 

注目機材 ・・・ Sunfish Audio / Overdrive "Tara"

どうも、みちのくルカサーです。今回は、非常に気になる 歪みペダル をご紹介したいと思います。

Sunfish Audio / Overdrive "Tara"

↑ このペダルは、DIMENSIONのギタリスト 増崎孝司さんと共に " 今までにないドライブ・サウンドを目指し開発されたペダル" との事で、非常に注目しております。シンプルなインターフェイスの中に、あらゆるシーンを想定し幅広いゲイン・レンジに対応する機能を詰め込み、お気に入りのギター、アンプの力を最大限に引き出せるオーバードライブとの事です。確かにシンプルなツマミで使いやすそうです。気になる仕様ですが、

1.Volume
⇒ 全体の音量調整

2.Tone
⇒ 高域調整

3.Gain
⇒ 歪量調整

4.addC
⇒ 歪みにクリーン・シグナルをブレンドします。混ぜ合わせるクリーン・シグナルには、歪と分離しないよう、あらかじめフィルタリングが施されています。上ポジションでオンになります。クランチに混ぜてより自然な歪にしたり、深く歪ませた時にサウンドに立体感を加えたりすることが可能です。

5.Clipping
クリッピングの切り替えを行います。下ポジション:シリコン・ダイオード、上ポジション: LEDでのクリッピングを行います。シリコン・ダイオードによるクリッピングでは、中音域にコンプレッションの効いた歪が得意です。LEDによるクリッピングではよりワイドでアグレッシブな歪を作ることが出来ます。クリッピングの切り替えは大きな音量変化があることが多いですがTaraではセッティングのしやすさの為に音量を可能な限りそろえてあります。

addC スイッチには、以下の特徴があり、使いこなすことで 色々なサウンドを奏でることが可能です。

■ addCスイッチ
addCスイッチは、歪にクリーンをブレンドする効果があります。上ポジション:オン、下ポジション:オフで、一切の信号ブレンドはありません。ブレンドするクリーン・シグナルには歪に溶け込みながら、ピッキングのアタックが聞こえやすくなるようフィルタリングが施されています。聴覚上、派手な効果はありませんが、アンプのセッティング、他の楽器との組みあわせなど、環境に応じてオン・オフしていただくと、弾き手には効果を実感しやすいです。ピッキングのアタックにクリーン音を混ぜるイメージがわかりやすいと思います。

■ addCの効果の分かりやすいセッティング
1. ブルージーなクランチ・セッティング
アンプはクリーンで使用します。わずかに歪む程度のゲイン設定でaddCスイッチでクリーンを追加します。トランジスタアンプでも真空管アンプのようにコンプレッションの効いた歪とギターそのもののアタック感をを持ったクランチが作れます。addCスイッチは心地よい歪を作るためにゲイン段で削った帯域を補完するように働きますのでキャラクターを変えすぎない自然なクランチになります。
2. ハイゲインなセッティングでの使用
アンプはクリーンで使用します。歪を深くしていくと、比例してコンプレッションも強くなりギターの生なアタック感は均一化され立体感を失います。addCスイッチでクリーンを混ぜ込むことで立体感を取り戻せます。特に単音でソロやフレーズを弾いたときに強く効果を感じることが出来ます。アンサンブルに合わせた時や、録音でも有用です。
3. ブースターとしての組み合わせ
アンプの不必要な帯域を抑えたり、ギターそのものの音を少し落ち着かせたりするといった用途で TS 系ペダルを選ぶ場面は多いと思います。そういった場面でもaddCスイッチは有用です。“ブースターとしての TS” のポイントを押さえたうえでクリーンを混ぜることで、一定の帯域は IN から OUT までそのまま通過しますので、よりギターそのもののサウンド、アンプそのものの歪を際立たせる事が可能です。

 

気になるサウンドは、こちらの動画よりチェックしてみて下さい。確かに、様々なジャンルに対応できそうなペダルですね。

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増崎孝司さんの拘り(こだわり)が詰まったこのペダル、非常に良さそうです。品切れが続き、なかなかお目にかかれないペダルですが、見つけたら ・・・。

本日は、クリスマス・イブですね。クリスマス・プレゼントに、このペダルは如何でしょうか?

スティーブ・ルカサー 歴代使用ギター 其の伍

どうも、みちのくルカサーです。今回は、久々に スティーブ・ルカサー歴代使用ギターをご紹介したいと思います。今回は、Ibanez編です。

この写真(カタログ)懐かしい~! 1982年TOTO日本公演の頃ですかね。1982年頃の Ibanez(当時は、イバニーズと言っていましたが)と言えば、スティーブ・ルカサー以外に、Gary Moore , Joe Pass , George Benson , Lee Ritenour 等 海外のギタリストも使用しており、当時憧れのメーカーでした。

当時、スティーブ・ルカサーは、複数のIbanez製ギターを所有しておりましたが、ライブでよく見かけたギターは コレ ↓ ですね。

(1) Ibanez / RR-400SL(ROCKET ROLL Ⅱ)

↑ スティーブ・ルカサーにしては 珍しい 変形ギター(Vモデル)。レギュラー・モデルとの違いは、ピックアップ・カバー付きのルカサー専用ピックアップとなっており、又、ブリッジは、ジブラルタル・ブリッジ ではなく、チューン・オート・マチック・タイプ となっております。このモデルは、1982年 TOTOの来日公演で使用されておりましたが、公演後、ファンからの問い合わせが殺到し、日本国内で100本のみ限定発売されたとの逸話があります。1982年TOTO日本公演での映像 ↓ 是非ご覧になって下さい。スティーブ・ルカサーにしては珍しい変形ギターですが、なかなか似合ってますよね?

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(2) Ibanez / AR300

↑ 当時のカタログにも掲載されていたモデル。エボニー指板、ポジション・マークには、アバロン装飾が施されており、見た目もゴージャス。ピックアップは、現在でも ジョージ・ベンソンや、ジョン・スコフィールド等多数のアーティストが使用する " Super58" を搭載し、フロント、リア それぞれにシリーズ、パラレル、シングルを切り替える トライ・サウンド・スイッチが搭載。多数のサウンド・バリエーションが出せるギターです。当時、憧れのギターでした。

(3) Ibanez / RS1010SL

Ibanez の スティーブ・ルカサー・モデル といえば、このモデルを思い出される方、多いかと思います。Ibanez Road Star をベースとし、美しいバーズアイ・メイプルに、軽量なバスウッドボディ、硬質でクリアーなサウンドのメイプル・ネックへエボニー指板を採用しており、雪の結晶の様な「スノーフレーク」インレイがあしらわれたゴージャスなルックス。ピック・アップには、セミアコ・モデルやARにも採用されております名器「Super 58 Pickup」をフロントに、リアにはカスタム・ワウンドの「SL Special」を搭載しております。しかしながら、このモデルをライブで使用されている姿を見たことがないのは、自分だけでしょうか ・・・? この PV では、RS1010SL が活躍(?)しております。

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~ 番外編 ~

Ibanez / Prototype

Ibanez AR がベースでしょうか? このような Prototype もあったようです。興味深いですね。

現在では、ジャパン・ヴィンテージと称され、重宝されるこれらのギターの良さを、当時のスティーブ・ルカサーは、分かっていたんでしょうね。

 

復活望む!Pearl エフェクター

どうも、みちのくルカサーです。1980年代、ドラムのトップメーカーである Pearl(パール楽器製造)にて 自社ブランドのエフェクターが発売されていたこと、ご存知でしょうか?

当時、国内外のプロ・ギタリストも多数使用しており、1982年 TOTO日本公演時に、スティーブ・ルカサーも使用しておりました。(パール製オーバードライブを使用 -> 1982年来日時の機材(足下)写真赤枠内ご参照)

発売当時のラインアップは、こんな感じですが、結構充実したラインナップでしたね。(1) コンパクト・ペダル
・CO-04 / COMPRESSOR
・OD-05 / OVERDORIVE
・FG-01 / FLANGER
・CH-02 / CHORUS
・PH-03 / PHASER
(2) ツイン・ペダル(STEREO出力)
・CE-22 / CHORUS ENSEMBLE
・AD-03 / ANALOG DELAY
・PH-44 / PHASER

その後、ディストーション / DS-06 , オクターバー / OC-7 , アナログ・ディレイ(コンパクト版)/ AD-08 , グラフィック・イコライザー / GE-09 , パラメトリックイコライザー / PE-10 等々 リリースし、ラインナップを更に充実させていきました。余談ですが、当時、手持ちのエフェクター全てをパール製で統一していた 高校時代の先輩もいました・・・。

サウンド面ですが、今思えば 非常に気の利いたツマミがあり、オーバードライブ / OD-05 では、イコライジングのピーク周波数が設定できる(パライコ的)なツマミがあり、歪みの質が変えられる画期的な仕様でした。(当時の歪みペダルは、TONE のみが多かった ・・・)又、ステレオ仕様のツイン・ペダルシリーズ(ヤマハ製の真似??)の広がりのあるサウンドは、当時のコンパクトでは再現できない 憧れのサウンドでした。(今となっては、デジタルのキレイさには叶いませんが、コレはこれで好きなサウンドです。)

この後、謎のエフェクター THRILLER / TH-20 が発売されます。当時流行していた マイケル・ジャクソン の スリラーをイメージ(?)して作られたようですが、エンハンサー的なエフェクターと思われます。サウンドは、こんな↓感じです。

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パール製のエフェクター、期間限定でもいいので、復活を望んでおりますぅ!

 

MusicomLAB Parallelizer が リニューアル!

どうも、みちのくルカサーです。以前 このブログでも紹介した MusicomLAB / Parallelizer が リニューアル されました。今回のリニューアルは、個人的には、とてもうれしい仕様へと変わっております。

MusicomLAB / ParallelizerⅡ

以前 紹介したブログのリンク(↓)貼らせて貼らせて頂きますので、こちらもご覧頂ければ有難いです。michinoku-lukather.hatenablog.com

今回のリニューアルにて、フロント・パネルは、以前と全く変わりませんが、入出力パネル部が、以下写真のように変わっております。(上の写真:Parallelizer 初代 / 下の写真:ParallelizerⅡ ⇒ 何が変わったか、分かりますか・・・?)

そうなんです。INPUT が ステレオ対応となったのです!これは、非常に有難い仕様です。Parallelizer 初代は、INPUT が モノラル対応だった為、Parallelizer の前には、ステレオ出力のエフェクターを接続する事が出来ず、広がりのあるサウンドに、更なる広がりを持たせる事が出来ませんでした ・・・。又、今回のリニューアルでは MIDI THRU も装備され、MIDI接続での接続順の制約が緩和されました。MIDI接続を多用している方には、うれしい仕様です。(今回より MIDI端子は、ミニ・ジャック・タイプへ変更。最近の流行ですね。)尚、DRY は、以前同様、完全に独立(以下ブロック図参照)の為、エフェクターを深くかけても、音が埋もれる事はありません。

う~ん・・・。すばらしい仕様です。これは、買い換えですね ・・・。空間系エフェクターのステレオ入出力に拘っている方、オススメですぅ。