どうも、みちのくルカサーです。今回は、持っているとなにかと便利な JHS / Summing Amp をご紹介致します。
JHS / Summing Amp
JHS / Summing Amp とは、2系統の入力を1系統の出力にブレンドすることができるブレンダー(ミキサー)です。アイデア次第で色々な使い方が出来ますが、こんな使い方が可能です。
(1) Delay のブレンド
Delay タイムの異なる2種類をブレンドする事で、独特の広がりが出せます。例えば、4分音符 Delay と 付点8分 Delay をブレンドする等。この手法は、イギリスのロックバンド U2 の ギタリストである The Edge が 1980年代より採用しています。あの独特の広がりを出す為には、ブレンドが欠かせません。ブレンド(並列)により 2つの Delay が鮮明になり、直列(Delay に Delay がかかる)ような事はありません。
(2) 歪みのブレンド
異なる2種類の歪みをブレンドする事も可能です。歪みエフェクター直列接続の場合は、後続の歪みをブーストさせる感じになってしまいますが、JHS / Summing Amp では、2種類の歪みをきれいにブレンドできます。この使い方は、以外と面白いです。
(3) ステレオ・エフェクター並列接続
JHS / Summing Amp は、モノラルの為、ステレオ・エフェクターを接続する場合は、2台必要になりますが、Delay と Reverb を並列接続したい時にも、役に立ちます。小スペースですので、2台あっても、場所は取りませんね。
(4) ステレオ -> モノラル
珍しい使い方ですが、ステレオ・アウトプットを ブレンドさせ、モノラルにする事も可能です。
今まで、ありそうで? なかった 2系統の入力を1系統の出力にブレンダー、アイデア次第では、音作りの幅が広がりそうですね。