どうも、みちのくルカサーです。今回は、久々に スティーブ・ルカサーが使っていた 歴代のアンプ(1985年頃)を ご紹介したいと思います。1985年頃、TOTOのアルバムで言うと、Isolation の時期です。この頃のスティーブ・ルカサーのメインアンプは、Mesa Boogie Mark Ⅲ(2種類)でした。
(1) Mesa Boogie / Mark Ⅲ Simul Class
スティーブ・ルカサーは、↑ Mark Ⅲ Simul Class で 音を作り、↓ Mark Ⅲ Coliseum 300 のパワーアンプを使って出力をしていたようです。
(2) Mesa Boogie / Mark Ⅲ Coliseum 300
当時、Mesa Boogie のアンプを色々なギタリストが使い始めており、記憶では、1台 50万円以上していたと思います。とにかく憧れのアンプでした。
Mesa Boogie Mark Ⅲ は、従来のリード/リズムの2チャンネルに加え、リズムチャンネルをクリップさせた「リズム2」のチャンネルを内蔵させた3チャンネル仕様。多彩な音を必要とするスタジオ系ギタリストには、うってつけのアンプですね。2チャンネル切り替えですら新しかったこの時代においては先鋭的過ぎるモデルでした。尚、使用されている真空管は、6L6x2の60Wがスタンダードで、4本のパワーチューブを使用したサイマルクラス 及び 60/100Wのオプションが選択可能で、フットスイッチング可能なEQとリヴァーブもオプション装備されていました。
ちなみに、Simul Class とは、4本搭載したパワーチューブの内の2本をクラスABの60Wで出力し、別の2本のクラスAでの15W出力とミックスすることで、クラスA時のレスポンス豊かなトーンとクラスABのハイパワーな出力の両者の魅力的な要素を上手くブレンドすることに成功した方式との事。
気になるサウンドは、以前ご紹介させて頂いた スティーブ・ルカサーの教則ビデオでチェックしてみて下さいね。アンプ以外の機材も色々と紹介されておりますよ。
michinoku-lukather.hatenablog.com
そう言えば、1986年に行われた日本(軽井沢)での夢の共演(サンタナ、ジェフ・ベック、ルカサー)も、このサウンドです。当時、高校生・・・。ビデオに録画して、毎日観てました。
やはりスタジオ系ギタリストだけあってか、使うアンプにもかなりの工夫がされておりますね。ツアーでは、こんな ↓ 感じでしたね。
次回もお楽しみに!